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「俺の人生コレでいいのか?」悩める32歳に忠告:会社辞める前にこのマンガ読んどいたがイイぞ。

悩める32歳男性の心の中

俺の人生コレでいいのか?
 
このまま何となく会社に残るのか?
 
平日は満員電車で死人のような顔をして通勤。
そして、朝から晩まで会社で仕事。
 
休日は家族サービス。
まとまった自分の時間はない。
そして、積み残した仕事の事が頭から離れない。
 
 
俺はそんな状態でもがいている。
でも、世の中には自分の特技とかやりたい事を仕事にして生きている人たちがいる。
 
 
「俺も奴らみたいになりたい」
 
 
そう思った。
 
 
 
嫁にボソッと言ってみた。
親にもボソッと言ってみた。
 
 
俺「ブロガーになりたい」
 
 
妻「アンタ、父親でしょ!」
 「子供はどうするの?」
 「生活はどうするの?」
 
 
父「独立?好きな事して生きられるほど、世の中そんなに甘くねえ!」
 「独立して一体、何を売って稼ぐんだ?」
 
 
母「安定が一番。会社で正社員を続けて、好きな事は趣味でやったらいい。」
 「そんな夢みたいな事、忘れて目を覚ましなさい」
 
 
娘「パパとママ、何で喧嘩してるの?」
 「じじ、ばば、パパとママが喧嘩してる。」
 
息子:ウルトラマンに夢中。
 
 
かなりキツイの反応が返ってきた。
 
 
俺の周りには、会社を辞めて、自分でビジネスをやっている人間がいない。
 
 

それでも32歳は・・・

それでも俺は、今の生き方を続けるのが嫌だった。
 
死人んみたいな顔をして通勤して、ワクワクしない事をしながら生きたくない。
 
あと30年我慢して、60過ぎのジジイになってからやりたい事をやるなんて嫌だ。
 
20代の頃にもっとチャレンジしとけばよかった。
 
でも、今からでも遅くはない。
若い心とカラダで好きな事をしたいだ!!!
 
 
同じ事をやるにしても、30前半でやるのと60過ぎてやるんじゃ、全然チゲーだろ。
そもそも、60まで生きてるかさえ分からない。
 
 
NHK「ひとりでできるもん」のまいちゃん、小林麻央、西武の森慎二、・・・
 
 
人間、いつ死ぬか分からないんだぜ。
俺、今死ぬとしたら「我が人生に一片の悔い無し!」って、ゼッテー言えねえ。
 
今死ぬとしたら、やりたかったけどやらなかった事の走馬灯が流れるぜ。
間違いない。
 

32歳への忠告

そんな悩みを抱える32歳の君に、人生の先輩から一つ言わせてくれ。
 
 
「君の気持ちは分かった。」
「でも、会社を辞めるのは、このマンガを読んでからにしろ。」
 
 
そのマンガは「俺はまだ本気出してないだけ」っていうタイトルだ。
 
 
作者は、青野春秋(あおの・しゅんじゅう)ちゅう人だ。
 
騙されたと思っていい。
全部で5巻だ。
 
小難しい話じゃないし、しかもちょいちょい笑えるから3時間もありゃで読める。
自己啓発系のセミナーに一回行く代わりにこのマンガを読め。
 
したら、「何がしたいかハッキリしていないうちに、とりあえず会社だけ辞めるとこうなる」っていうリスクを疑似体験できるから。
 
 
お前は今、自分で金を稼げないというところからスタートしようとしている。
思い切りの良さも大事だ。
でも、冷静な状況判断も大事だ。
 
お前の熱い気持ちに水を差して悪い。
読むかどうかはお前の自由だ。
でも、人生の先輩として忠告だけしておく。
 
 
マンガの主な登場人物はコイツらだ
 
主人公、大黒シズオ
42歳で15年勤めた会社を何となく退職。
ある日突然、マンガ家を目指すことを宣言。
出版社に持ち込むが、ボツが続く毎日。
生活のため20代の若者とマック的な店でバイト。
 
シズオの父、志郎
シズオがマンガ家宣言した時、嘆きの涙をボロボロ流した。
シズオを心変わりさせるべく、常に説教口調で説き伏せている。
シズオと鈴子と同居。
 
シズオの娘、鈴子
困惑しながらも、シズオを見守っている。
家事を一手に引き受けている。
 
シズオの幼馴染、宮田修
小学校からシズオと友達。
途中で脱サラして、パン屋を開く。
4年前に離婚。元妻との間に息子が一人いる。
 
 
シズオの元バイト仲間、市野沢秀一
シズオと数時間だけバイト仲間になった。
過去にイロイロあったせいか、無口で無表情。
どんなバイトも続かなかったが、宮田のパン屋で働き始める。
 
 
主な登場人物はコイツらだ。
ぶっちゃけ、こんなリストなくても読めるがな。
 
 

せめて、このシーンくらいは読んでおけ

大丈夫。
1巻目ですぐ出てくるシーンだ。
これで、「くだらねえ」と思うなら、それ以上読まなくていい。
 
 
シズオは、15年勤めた会社を急に辞めた。
「なんとなく」会社を辞めた。
自分が何をしたいのかは、まだ分からなかった。
 
 
家でダラダラしているだけのシズオを見て、親父の志郎が説教する。
 
・後悔したくない?
・自分の人生を探す?
・そんなこと言ってる年じゃないだろ?
・子供はどうするんだ?
 
 
親父と同居してないから大丈夫?
お前の嫁はんが親父みたいな事言ってくるぜ。
 

俺の実体験

これを書いてる俺も、これを読んでるお前くらい歳の頃、家族に同じ事を言われた。
シズオみたいに、急に会社辞めちまったから。
 
 
急に会社辞めて、「後悔しない人生にしたい」と言う夫を見て、怒り狂う妻。
怖かった。
そして、申し訳なかった。
 
 
息子を見て、深くため息をついて肩を落した俺の親父。
高校卒業して同じ会社にほぼ40年勤め上げた親父には本当に助けられた。
大学まで行かせてもらった。
大学に入った頃には、出不精の親父を海外旅行に連れていってやろうと思ってたのに。
そんな願いも遠のいた。
 
 
息子を見て、悲しんだ母。
ごめんな、母ちゃん。
でも、気が狂ったとかじゃない。
むしろ、会社に残る方が気が狂いそうだったんだ。
 
 
シズオは、マンガ家を目指すけど、未経験だから全然書けない。
俺は俺で、ブログを書いて(情報発信をして)自分でビジネスをしようとしたけど、全然ブログを書けなかった。
 
 
まあ、当然の結果だった。
 
自分を表現する事やITが苦手。
大学卒業以来、自分がやりたい事を真剣に探していなかった。
(いや、小学生くらいから空気ばかり読んでいた。)
 
結婚して子供ができてからは、生活のために会社に行く生活。
魂や夢なんてなかった。
 
人間、やっていなかった事を急にできるようになんてならないんだ。
 
 

俺からの忠告

そんな実体験も踏まえて聞いて欲しい。
 
・どうしよもうもない不安
・自分への苛立ち
・自暴自棄な行動
・ボーッとしてしまう
・子供を可愛いと思う気持ち
・家族に申し訳ない気持ち
・でも、自分の人生を諦められない気持ち
 
 
お前は結果が出るまでの間、こんな感情を常に腹の中に抱える事になる。
今お前が会社の給料以外稼げてねえなら、間違いなくこうなるから。
覚悟しとけ。
 
 
そして、そんな状態で、
 
・まだテーマも決まってないブログを書けるか?
・金になるか分からないアフィリエイト記事をたくさん書けるか?
・バイト以下の時給で、5,000字の文章書けるか?
・10コ下のガキや年下の上司の下で、生活費のためにバイトできるか?
・お前を理解できない妻にキツく当たられても耐えられるか?
 
 
下手にプライドだけ高いお前にこの難局を乗り切る覚悟があるのか?
争い事やカオスが苦手なお前がこの苦境に耐えられるのか?
 
 
「会社に行くのが嫌で仕方がない」とかじゃないなら。
「背水の陣を引かないとエンジンがかからない」とかじゃないなら。
 
会社に行きながら、生活に必要なだけ稼げるようになってから独立でもいいと思う。
金がないと、悪循環に陥るから。
まともに考えなれなくなるから。
 
 
「俺はまだ本気出してないだけ」のシズオの行動を見て、よ〜く考えろ。
会社を辞めるのは、それからでも遅くない。
 
 
命令口調で悪い。
でも、昔の俺を見ているみたいで、つい口を挟んじまった。
 
 
許してくれ。
 
 
そして・・・
 
 
「自分の人生を意義あるものにしたい」
 
そういうお前に幸せあれ。